令和3年度 校内研究(道徳) 授業実践 1年1組
今回の道徳の授業では、内容項目C「公正、公平、社会正義」について、「あしたは、えんそく」という教材を使って、学習しました。
遠足のバスの席決めで、うさぎさんは、誰の隣も嫌だとわがままを言います。みんなは、うさぎさんを諫めますが、うさぎさんは聞きません。いろんな人が場所を代わってあげた結果、最後に大好きなねこさんの隣に座れることになると、喜ぶうさぎさんですが、ねこさんには、「うさぎさんは、わがままばかりいうから、おとなりはいや。」と言われてしまいます。
今回は、自分の好き嫌いでバスの席を決めようとするうさぎさんの姿を通して、好きか好きではないかで態度を変えることは、どうしてよくないのかについて考えさせ、偏見や差別をせず、周りの人に公正、公平に接しようとする態度を養うことを目標として、授業を進めました。
授業の中で、子供たちは、「お隣だと嬉しい子がいる」ということは共感できつつも、「おとなりはいや。」と言われた相手は、どんな気持ちがするだろうと共感しながら、お話を追うことができました。また、授業後半では、もうすぐで席替えという時期に行ったこともあり、「誰とお隣になっても仲良くしたい。」「みんなに『よろしくね』と言いたい。」などと、誰に対しても公正、公平に接することの良さについて気付いていました。
小学校に入学して8か月。クラスの児童は、保育園や幼稚園での人間関係の延長だけではなく、小学校で得た新しい人間関係にも慣れつつあります。今日の授業で、改めて、好き嫌いをする側やされる側の立場から考え、普段の自分は誰とでも仲良くしているか、相手を傷つけたり、いやな思いをさせたりしてはいないかと自分を見つめることができました。自分の好みで態度を変えることなく、誰とでも仲良くしていきたいと考える気持ちを、これからも大切にしていってほしいです。
1年1組 担任
更新日:2022年02月09日 16:50:09