令和3年度 校内研究(道徳)授業実践 2年2組
今回の道徳の授業では、内容項目C「規則の尊重」について、「どうしてきまりは あるのかな」という教材を使って、学習しました。
きまりを守っていない人が描かれている、一枚の町のイラスト。「川にごみを投げる子」「線路の横のフェンスに上り、身を乗り出す子」「工事現場の柵の中に入っていく子」「飼っている犬のリードを外して散歩をする子」「自転車で車道を逆走する子」「公園の壁の上を歩く子」「ベビーカーの近くで、キャッチボールをする子」「信号無視をする子」「道路でボール遊びをする子」「飛び出しをする子」「子供同士で自転車の二人乗りをする子」・・・。
こうした町の様子が描かれている絵を通して、きまりはどうして守らなければならないのかについて考え、きまりをしっかりと守ろうという実践意欲を高められるよう、授業を行いました。
絵の中から、きまりを守っていない人を見つけ、それぞれ、守らないと自分の命の危険や、周りの人が困ったり傷ついたりするかもしれないということに気づきました。また、「怖い」「迷惑」「(その人のことが)心配」「なんでそんなことをするのだろう」などの、周りの人の気持ちを考えることを通して、「きまりを守ることは、まわりの人の安心、安全につながる」ということを話し合いました。
振り返りの時間に、“自分がきまりを守る理由”を聞くと、「自分の命を守るため」という答えがほとんどで、自分の命を守ろうとする「危機管理の意識が育っている」と感心しました。一方で、「きまりを守ることは、まわりの人の安全、安心につながる」ということの道理は分かっていても、実際は、周りの人のことまではまだ見えていないのだな、と感じました。まだ小学2年生なので、意識が自分にしか向いていないのも当然だと思います。でも中には、「自分が怪我をしたら、おうちの人にも心配をかけてしまう」や「周りの人に迷惑だから」というように自分以外の人のためにもきまりを守ろうという意識が高まっている子もいました。これからもみんなが安心して過ごせるように、互いにきまりを守り、同時に周りの人への意識を高めていきたいと思います。
2年2組担任
更新日:2021年07月02日 20:39:32